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フリーランスWebエンジニアがfreee会計を選んだ理由と使い方【開業〜確定申告まで】

口座連携・自動仕分けで経理を時短 フリーランスエンジニアがfreee会計を選んだ理由

もくじ

【この記事を書いた人】
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もみじ

現役フリーランスWebエンジニア。独学と職業訓練を経てプログラミングを習得し、現在はJavaScript・PHPを中心にWebアプリ開発やサイト制作を担当。

現場での経験から、未経験者がつまずきやすいポイントや、実務につながる学習環境について発信しています。

フリーランスエンジニアとして独立すると、避けて通れないのが「お金まわり(会計・確定申告)」の話です。

  • 案件ごとの売上管理
  • サーバー代やツール代などの経費管理
  • 年に一度の確定申告

これらをエクセルだけで乗り切ろうとすると、思った以上に手間もリスクも大きいです。

私はフリーランスWebエンジニアとして働きながら、会計ソフトはfreee会計を使っています。

この記事では、

  • なぜfreee会計を選んだのか
  • フリーランスWebエンジニアの典型的な取引をどう管理しているか
  • 導入手順や、使いこなすコツ

などを、フリーランス視点でまとめました。

※本記事は、筆者の経験に基づく一般的な情報であり、税務上の最終判断は税務署や税理士などの専門家にご確認ください。

こんなお悩みはありませんか?

  • 簿記や会計の知識に自信がなくて、何から手をつければいいかわからない
  • エクセルでの売上・経費管理に時間がかかりすぎて、本業に集中できない
  • 初めての確定申告で、「このやり方で合っているのか」不安になる
  • 銀行口座やクレジットカードと連携して、自動で明細を取り込みたい

私も独立当初はまさに同じ悩みを抱えていましたが、freee会計を使うことで、こうした不安をだいぶ解消できました。

この記事の結論(先にざっくり知りたい方へ)

  • フリーランスWebエンジニアは、案件や経費が増えるほど「エクセルだけの管理」は破綻しやすくなる。
  • freee会計を使うと、銀行・クレジットカード・電子マネーの明細連携で、日々の帳簿づけの大部分を自動化できる。
  • 開業freeeと組み合わせれば、「開業届の作成〜日々の記帳〜確定申告」まで一気通貫で対応できる。
  • 最初から事業用口座・クレジットカードを分けておくと、仕訳や残高管理が圧倒的に楽になり、後からの修正作業も減らせる。

なぜフリーランスWebエンジニアに会計ソフトが必須なのか

エクセル管理は、ある日いきなり破綻する

独立したばかりの頃は、「請求書も少ないし、エクセルで十分かな?」と思いがちです。

  • 毎月の売上:1〜2社
  • 経費:サーバー代、ドメイン、PC購入くらい

実際このくらいなら、確かにエクセルでも回せます。

ただ、少しずつ案件が増えたり、サーバーやSaaS、書籍などの経費が増えてくると、

  • この支払い、どの案件の経費だったっけ?
  • この月の売上と入金額、ちゃんと合ってる?
  • 按分してる家賃や通信費、去年どう計算したっけ?

といった管理コストが一気に上がります。

青色申告・インボイス・消費税などの「手計算」は難易度が高い

現在、青色申告やインボイス制度など、フリーランスを取り巻くルールも複雑化しています。

そのため、手計算では難しい計算も多く、経理の知識も必要になっています。

  • 青色申告で65万円控除を取るには、帳簿の形式も要件がある
  • 将来的に消費税の課税事業者になる可能性もある
  • インボイス番号の管理や、帳簿保存要件 など

これらをすべてエクセル+手計算でやるのは、正直かなり負担が大きいです。

特に会計ソフトなしで青色申告を行う場合、会計の知識も必要になってくるので負担が大きくなります。

会計ソフトを使えば、

  • 取引の自動取り込み
  • 帳簿の自動作成
  • 決算書・申告書の自動作成

など、「人間がやるとミスりやすい部分」をソフトに任せられます。

「本業に集中するための投資」としての会計ソフト

フリーランスエンジニアの本業は、あくまで開発・実装・価値提供です。

それ以外の作業にどれだけ時間を取られるかで、年間の売上や、勉強・開発に使える時間も変わってきます。

会計ソフトは、「時間と精神の安定」を買うための固定費と考えると、かなりコスパが良い投資だと感じています。

freee会計の特徴と、他ソフトとの違い

フリーランス向けクラウド会計ソフト

▶ クラウド会計ソフト『freee会計』の詳細を見る

銀行口座やクレジットカードと連携して仕訳を自動化。
フリーランスエンジニアの確定申告を、かんたん・スピーディーにしてくれます。

ここではフリーランス目線でfreee会計の特徴を整理します。

簿記の専門用語を覚えなくても使うことができるUI

freee会計の大きな特徴は、「家計簿感覚で入力できるUI」です。

「仕訳って何?借方・貸方ってどっち?」という状態でも、最初の一歩を踏み出しやすいです。

銀行口座・クレカ・電子マネーとの自動連携

freee会計は、銀行口座やクレジットカード、電子マネーなどと連携できます。

  • カードでPCを買った
  • サーバー代やSaaS料金が毎月自動で引き落とされる
  • 交通系ICカードで電車賃を払った

こういった取引が自動で明細として取り込まれ、仕訳の候補が提案されるので、一から手入力するより圧倒的に楽になります。

開業freeeとセットで使うと、「開業〜確定申告」まで一気通貫

これから独立する人向けには、開業届や青色申告承認申請書をオンラインで作成・提出できる「開業freee」もあります。

  • 開業freeeで開業届を作る
  • そのままfreee会計を使って日々の取引を記録
  • 確定申告時期に、freee会計から申告書類を自動作成

という流れにすると、最初から最後まで同じサービスで完結できるのもメリットです。

私も、開業freeeで開業届や青色申告承認申請書をオンラインで作成しました。

他ソフトとのざっくり比較イメージ

細かい比較は省略しますが、ざっくりした印象は以下のような感じです。

freee会計
  • UIが直感的で、簿記の知識がなくても始めやすい
  • 自動連携やルール機能が強い
マネーフォワードクラウドレポート機能が充実していて、複数事業や会社経営にも向く印象
弥生シリーズ伝統的な会計ソフトの流れを汲み、簿記が分かる人には馴染みやすい

フリーランスエンジニア目線だと、「簿記にあまり時間を割きたくない」「UIがわかりやすい方がいい」ならfreee会計はかなり相性が良いと感じています。

freee会計の料金プランと、フリーランスにおすすめの選び方

freee会計には複数の料金プランがありますが、フリーランスの個人事業主であれば、まずはスタータープランあたりから検討するケースが多いと思います。

  • 開業したてで取引が少ない → まずはスタータープラン+必要に応じてアップグレード
  • 売上や経費が増えてきた → 消費税申告や「月次推移/資金繰り/売掛/買掛レポート」を使えるスタンダードプランを検討
  • 確定申告に関する不安がある → トータルサポートを受けることができるプレミアムを検討

料金やプランの詳細は、時期によって変わることもあるので、最新情報は『freee会計』の詳細ページを確認するのがおすすめです。

フリーランスWebエンジニアの典型的な取引パターン

次に、フリーランスWebエンジニアにありがちな取引を整理しておきます。

SES・常駐案件の売上

  • 月額固定報酬(例:50万円/月)
  • 稼働時間の幅(140〜180hなど)が決まっている準委任契約
  • 毎月末に請求書を発行し、翌月末に入金

…といったパターンが多いと思います。

受託開発・スポット案件の売上

  • LP制作やサイト改修など、成果物ベースの請負
  • 着手金+納品時に残額請求、という形もありえる

SESと違って、案件ごとに単価や期間がバラつきやすいのが特徴です。

経費になりやすいもの(Webエンジニア編)

代表的なものを挙げると、例えばこんな感じです。

  • PC本体・ディスプレイ・周辺機器(マウス・キーボードなど)
  • サーバー代・ドメイン代
  • 開発ツール・SaaS(JetBrains、GitHub Copilot、有料エディタ、クラウドサービスなど)
  • 書籍・オンライン講座(Udemyなど)
  • 仕事用のスマホ・通信費
  • コワーキングスペース代・カフェ代(打ち合わせなど)
  • 仕事で使うソフトウェアライセンス
  • 交通費(電車・飛行機・タクシーなど)

これらを適切に経費として計上できているかどうかで、所得税や住民税の額が変わってきます

※どこまで経費にできるかはケースによるので、最終判断は税務署・税理士など専門家に確認してください。

これらの売上・経費をfreee会計でどう管理するか(使い方のイメージ)

売上:請求書発行〜入金までの流れ

  1. クライアントごとに「取引先」を登録
  2. freee上で請求書を作成(テンプレートに入力するだけ)
  3. 請求書からそのまま「売上(売掛金)」の取引を登録
  4. 入金があったら、銀行連携で取り込まれた明細を「売掛金の回収」として消し込む

こうすることで、

  • 請求書の発行履歴
  • 売掛金の残高
  • 入金済み/未入金の管理

まで、freee上で一元管理できます。

経費:クレカ明細の自動取り込み + ルール登録

たとえば、クレジットカードで

  • サーバー代
  • ドメイン代
  • ソフトウェアライセンス

などが毎月引き落とされている場合、

  1. クレジットカードをfreee会計と連携
  2. 明細が自動で取り込まれる
  3. 必要に応じて勘定科目を設定

をしておくと、次回以降はほぼ自動で仕訳してくれます。

交通費や打ち合わせ費用などの少額経費

  • Suica / PASMO などのICカード
  • 打ち合わせ時のカフェ代

なども、

  • 交通系ICカードを連携
  • レシートをスマホカメラで撮って取り込む

といった形でfreee会計に登録できます。

家事按分(自宅兼オフィスの場合)

自宅で仕事をしている場合、

  • 家賃・光熱費・通信費の一部を経費にする「家事按分」

を行うケースがあります。

freee会計では、「按分ルール」を設定しておくことで、対象となる費用の一定割合を自動で事業用に振り分けられます。

※どの程度按分できるか・どの割合にするかは個々の事情によるので、必ず税務署や税理士に確認してください。

freee会計の導入手順と基本的な使い方(フリーランスエンジニア向け)

ここでは、これからfreee会計を使い始める人向けに、大まかな流れを書いておきます。

1. freee会計に登録し、事業情報を入力する

  • 事業形態(個人事業主)
  • 事業の種類(IT・Web制作・システム開発など)
  • 決算期(通常は12月)

といった基本情報を設定します。

2.銀行口座・クレジットカードを連携する

次に、プライベートと分けた「事業用口座・カード」を用意しておくと管理しやすいです。

私はフリーランスになったばかりの頃は、生活用の口座と事業用の口座を分けておらず、 「これは案件の入金」「これはプライベートの支出」とfreee会計上で仕分けるのにかなり苦労しました。

最初から事業用口座・クレジットカードを分けておけばよかったと後悔しました。

途中から事業用口座とカードを分けてからは、明細を見た瞬間に「仕事かプライベートか」が判断できるようになり、 freee会計での仕訳確認もかなり楽になりました。今から始める方には、最初のタイミングで分けておくことをおすすめします。

  • 事業用に使っている銀行口座
  • 事業用に使っているクレジットカード

をfreee会計に連携すると、

  • 入出金明細を自動で取得
  • 取引の候補仕訳を自動で作成

してくれるようになります。

3. 取引テンプレート(自動登録ルール)を設定する

  • 特定のショップ名(例:◯◯レンタルサーバー)
  • 特定の支払い相手(例:◯◯電力、◯◯モバイル)

などに対して、「この支払いは、勘定科目◯◯、税区分◇◇で処理する」というルールを設定しておくと、明細取り込みのたびに自動で仕訳してくれるようになります。

4. 月次でやること・年次でやることを決めておく

月次
  • 明細を確認し、仕訳を確定
  • 売掛金・未入金のチェック
年次(確定申告前)
  • 売上・経費の漏れがないか確認
  • 減価償却の確認(PC購入など)
  • freee会計から青色申告決算書・確定申告書を作成

上記の流れを一度体験しておくと、翌年以降はかなりスムーズになります。

freee会計のメリット・デメリット

実際に使っていて感じる点も、包み隠さず書いておきます。

freee会計の良いところ

  • UIが比較的わかりやすく、「簿記の壁」が低い
  • 銀行・クレカ・電子マネーとの連携で手入力が大幅に減る
  • 自動登録ルールがうまくハマると、ほぼ自動で帳簿が出来上がる
  • 開業freeeと組み合わせると、開業〜確定申告までひと通り対応できる

フリーランスWebエンジニアとしては、「本業に集中しつつ、必要最低限の手間で帳簿を作りたい」というニーズにかなりマッチしていると感じます。

機能や料金プランは、『freee会計』の詳細ページで確認できます。

freee会計のイマイチなところ

  • 最初の設定(勘定科目・取引ルールなど)に少し時間がかかる
  • 慣れるまでは、「どの画面から何をするか」で迷うこともある
  • 細かい会計処理をしようとすると、「専門家の知識」が必要になる場面がある

向いている人・向いていない人

向いている人

  • 簿記に詳しくないが、自分で帳簿をつけたい人
  • 銀行・カード・電子マネー・サブスクサービスの支払いが多い人
  • 「毎日の細かい入力は自動化して、必要なときだけチェックしたい」タイプの人

向いていないかもしれない人

  • 仕訳を1つ1つ、自分でコントロールしたい人
  • すでに他の会計ソフトで長年運用していて、乗り換えコストが大きい人

freee会計をフリーランスエンジニアが使いこなすコツ

最後に、実際に使っていて「やっておいて良かった」と感じているポイントです。

1. 「毎日」ではなく毎月などルールを決めてまとめて処理する

freee会計は明細を自動取り込みしてくれるので、

  • 明細取り込み自体は自動
  • 毎月1回、30分だけ「仕訳の確認・確定」に時間を使う

という運用がおすすめです。

私の場合、溜まってきたかなと思うタイミングで、スマホで仕分けの確認をしてポチポチ登録しています。

2. よく使う支払い先は、自動登録ルールを徹底する

  • レンタルサーバー
  • ドメイン
  • 開発ツール
  • サブスク系SaaS

など、毎月ほぼ同じ金額・支払い先の明細は、「勘定科目・税区分・摘要」をルールで固定しておくとめちゃくちゃ楽になります。

3. 税務のグレーな部分は、無理せず専門家に相談する

  • どこまで経費にできるか
  • 何年で減価償却するのが妥当か
  • 消費税やインボイスをどうするか

などは、個々の事情や税務判断が絡みます。

freee会計はあくまで「記録・帳簿作成を手助けするツール」なので、グレーな部分を1人で抱え込まず、税務署や税理士に相談する前提で使うのがおすすめです。

まとめ:freee会計はフリーランスWebエンジニアにおすすめです

この記事のポイントを簡単にまとめます。

  • フリーランスWebエンジニアは、案件が増えるほど「会計処理の手間とリスク」が増える
  • 会計ソフトを導入することで、「明細の自動取り込み」、「帳簿の自動作成」、「確定申告書類の自動作成」ができ、本業に集中するための時間が増える
  • freee会計は、簿記初心者でもUIがわかりやすく、銀行・クレカ連携や自動登録ルールが強力
  • フリーランスWebエンジニア特有の「SES・受託案件の売上」、「サーバー代・ドメイン・SaaS・PC・書籍などの経費」をまとめて管理するのに向いている

フリーランスとしてのキャリアが長くなるほど、「お金まわりをどう整えているか」が、安心感にも直結してきます。

もしまだ会計ソフトを使っていない、あるいは他ソフトから乗り換えを検討している方は、freee会計を一度触ってみる価値は十分にあると感じています。

freee会計を試すなら、まずはこの3つだけやってみるのがおすすめ

  1. 事業用の銀行口座・クレジットカードを連携する
  2. 直近1〜2ヶ月分の明細を取り込んで、自動仕訳のルールを設定してみる
  3. 売上1件・経費数件を入力して、損益レポートを確認してみる

この3つを試すだけでも、「エクセル管理とどれくらい違うか」がかなり実感しやすくなります。

よくある質問(Q&A)

Q. freee会計は、簿記の知識がなくても使えますか?

A. 仕訳の自動提案や、家計簿に近い入力画面が用意されているので、簿記の知識がなくても使い始めることはできます。 ただし、経費にできる範囲や減価償却の年数など、税務判断が必要な部分については税務署や税理士への確認がおすすめです。

Q. エクセル管理からfreee会計に切り替えるタイミングはいつが良いですか?

A. 案件数や経費が増えてきて、「管理が大変だな」と感じたタイミングが1つの目安です。 特に、複数のクレジットカードやサブスク、交通系ICカードを仕事に使い始めた段階で導入すると、明細連携と自動仕訳のメリットを実感しやすくなります。

私は、開業届を作成し、青色申告をするタイミングでfreee会計を利用するようになりました。

Q. 途中から事業用口座を分けても間に合いますか?

A. 途中からでも分けた方が管理は格段に楽になります。私自身も最初は生活用口座と混ざっていて苦労しましたが、事業用口座・クレジットカードを分けてからは、「どの明細が仕事か」を一目で判断できるようになり、仕訳の手間がかなり減りました。

会計ソフト選びに迷っているフリーランスエンジニアへ

まずはfreee会計を実際に触ってみると、日々の取引入力や確定申告がどれくらい楽になるかイメージしやすくなります。

▶ クラウド会計ソフト『freee会計』の詳細を見る・相談する

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