もくじ
未経験からエンジニア転職を目指しているものの、どのプログラミングスクールを選べば良いのか迷っている方へ。
私自身、独学から実務に入ったときに「学習内容と現場で求められるスキルの差」を強く実感しました。スクール出身者でも、
- Gitが使えずチーム開発でつまずく
- ポートフォリオが実務レベルに達していない
- フレームワークを扱った経験がない
といった場面を多く見てきました。
そこで本記事では、現役エンジニアの視点から実務につながる力を身につけやすいスクールだけを厳選して紹介します。
未経験からエンジニア転職を目指すなら、次の5校が特におすすめです。
| スクール名 | こんな人におすすめ |
|---|---|
| DMM WEBCAMP | 本気でエンジニア転職を成功させたい未経験者 |
| TechAcademy | 仕事と両立しながらオンラインで学びたい社会人 |
| 侍エンジニア | マンツーマン指導で挫折せず確実に進めたい人 |
| TechCamp | AIスキルと実務経験を同時に身につけたい未経験者 |
| POTEPAN CAMP | 自社開発企業へ確実に転職したい20代の未経験者 |
プログラミングスクールを選ぶ前に知っておきたいポイント
スクール選びでは「料金」「知名度」よりも、実務につながる学習環境かどうかが重要です。私の経験上、特に次の4点を確認しておくと失敗しにくくなります。
- 挫折しにくいサポート体制:質問対応やメンター制度の有無
- 学習内容が目的と一致しているか:Web系ならJavaScript・フレームワーク対応は必須
- 実務レベルのポートフォリオ制作が可能か:転職時の評価に直結
- Git/GitHubを扱える環境か:現場では必須スキル
ポートフォリオ制作は必須
未経験から転職を目指す場合、ポートフォリオの質が成果に大きく影響します。
転職活動だけでなく、フリーランスとして案件を獲得する際も強力な証明になります。
Git/GitHubは現場の前提スキル
多くの開発現場ではGitが標準です。スクール選びでは、実際の開発フローに近い形で学べるか確認しましょう。
未経験におすすめのプログラミングスクール比較【2025年版】
未経験からエンジニア転職を目指す際に候補に上がりやすい5つのスクールを、現役エンジニアの視点で比較しました。
学習内容・料金・期間・転職サポート・向いている人を一覧で確認できるため、まずは全体像を掴みたい方におすすめです。
「どのスクールが自分に合うかわからない」という方は、以下の比較表をチェックして特徴を見比べてみてください。
| スクール名 | 学べる内容 | 学習期間 | 料金(税込) | 特徴・実績 | おすすめな人 |
|---|---|---|---|---|---|
| DMM WEBCAMP (エンジニア転職コース) | HTML/CSS JavaScript Ruby on Rails SQL / Git / GitHub など | 3〜6ヶ月 |
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| TechAcademy (Webエンジニア転職保証コース) | PHP/Laravel HTML/CSS JavaScript / jQuery Vue.js SQL / Git / GitHub | 8〜24週間 |
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| 侍エンジニア (転職保証コース) | HTML/CSS JavaScript PHP / Laravel など オリジナルアプリ開発 | 8〜36週間 |
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| TechCamp (エンジニア転職コース) | HTML/CSS JavaScript / React Ruby on Rails AI活用スキル | 10週間〜6ヶ月 |
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| POTEPAN CAMP (U29コース・Rails特化) | HTML/CSS/JavaScript Ruby / Rails Docker / Git / RSpec チーム開発・模擬プロジェクト | 3〜5ヶ月 |
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※料金・カリキュラム内容は2025年11月時点の情報です。最新情報は各スクール公式サイトをご確認ください。
1. DMM WEBCAMP(ディーエムエムウェブキャンプ)

出典:DMM WEBCAMP公式サイト(引用:2025年11月時点)
未経験からのエンジニア転職に特化したDMMグループ運営スクールです。受講生の97%が未経験スタートで、転職成功率は98.8%という実績があります。
特徴
- 最大80%の補助金対応
Reスキル講座/リスキリング支援に対応 - 累計3,000回以上改善されたカリキュラム
- 通過率10%の現役エンジニアメンター
- AI質問アプリ+無制限質問で24時間対応
- 業界唯一のビジネス研修で入社後の活躍まで支援
転職サポート
専任キャリアアドバイザーが入塾〜内定まで伴走。書類添削・面接対策・企業紹介に対応し、離職率2.3%と定着率が高い点が特徴です。
良い点
- 未経験でも挫折しにくい学習体制
- 補助金利用で費用負担を大幅に抑えられる
- 実務に近い学習で現場とのギャップが少ない
気になる点
- 学習量が多くスケジュール管理が必要
- 転職保証は一部コースのみ(条件あり)
おすすめな人
「本気でエンジニア転職したい未経験者」に特に向いています。
2. TechAcademy(テックアカデミー)

出典:TechAcademy公式サイト(引用:2025年11月時点)
まずは学習ペースの相談ができます
▶ 無料カウンセリングを予約する仕事と両立しながらオンラインで転職を目指せるスクールです。専属メンターが学習から転職まで伴走し、転職できなかった場合は全額返金保証があります。
特徴
- 転職保証制度あり(条件適用で全額返金)
- 週2回のマンツーマンメンタリング
- 毎日のチャットサポート(最長24時間以内に回答)
- 課題レビュー無制限
- リスキリング補助金で最大70%還元
転職サポート
専属キャリアカウンセラーが自己分析・書類添削・面接対策・求人紹介まで一貫サポート。提携含む1,000社以上の求人から紹介が可能です。
良い点
- オンライン完結で全国どこからでも受講できる
- 社会人でもスケジュール調整しやすい
- Web系に必要なPHP/Laravel+Vue.jsを学べる
気になる点
- 自走力が必要(メンタリングは週2回)
- 返信が混雑時に遅れる可能性あり
- 転職保証には地域・年齢の条件あり
おすすめな人
仕事と両立しながら確実にスキルを伸ばしたい社会人に特に向いています。
3. 侍エンジニア(SAMURAI ENGINEER)

出典:侍エンジニア公式サイト(引用:2025年11月時点)
専属講師との相性は無料で確認できます
▶ 無料カウンセリングを予約する専属講師によるマンツーマン指導が特徴のプログラミングスクールです。未経験からWebエンジニア転職を目指せる「転職保証コース」を提供しており、万が一内定が出なかった場合は全額返金保証があります。
特徴
- 専属講師がマンツーマンで徹底サポート
- 要件定義〜設計・開発まで実務に近い学習内容
- LMSで学習状況を可視化し挫折しにくい
- 途中離脱率2.1%と継続率が高い
- 厚生労働省認定制度で最大80%給付金対象
転職サポート
キャリアアドバイザーが、自己分析・企業紹介・面接対策まで一貫サポート。状況に応じた求人案内や応募支援も受けられます。
良い点
- マンツーマンなので相談しやすく挫折しにくい
- 実務に近い模擬案件で現場対応力が身につく
- オリジナルアプリ開発で転職時の強いポートフォリオに
- 給付金制度が利用できるため実質負担が抑えられる
気になる点
- 料金は高め(ただし内容に見合うサポート)
- 講師との相性が成果に左右される可能性あり
おすすめな人
「挫折せず確実に成長したい未経験者」に特に向いています。手厚いサポートを求める人、自走力を身につけたい人にも最適です。
4. TechCamp(テックキャンプ)

出典:TechCamp公式サイト(引用:2025年11月時点)
最新カリキュラムの内容を無料で確認できます
▶ 無料オンライン説明会に参加する転職成功率99%を誇る、大手企業運営のプログラミングスクールです。累計受講者60,000名以上と実績が豊富で、AIスキル×開発スキルを同時に習得できる最新カリキュラムが特徴です。
特徴
- AI時代に対応した育成プログラム
GitHub CopilotやAIチャットを活用 - 最大1ヶ月の実務プロジェクトに参加可能
職務経歴書に書ける実績を作れる - 学習〜転職まで専任スタッフが伴走
- 受講後も200時間分の追加カリキュラムを提供
- 返金保証あり(条件あり)
学習スタイル
- 短期集中:約10週間
- 夜間・休日:約6ヶ月
良い点
- AIスキルも習得でき将来性が高い
- 実務経験が積めるため転職時の実績になる
- 副業・フリーランスも視野に入れやすい
気になる点
- 料金は高め(給付金利用が前提になりやすい)
- 学習量が多く自己管理が必要
おすすめな人
「AI時代に対応したスキルを身につけたい未経験者」に向いています。実務経験を積んで転職したい人にもおすすめです。
5. POTEPAN CAMP(ポテパンキャンプ)

出典:POTEPAN CAMP公式サイト(引用:2025年11月時点)
U29無料コースの対象か確認できます
▶ 無料カウンセリングを予約する自社開発企業への転職に特化したプログラミングスクールで、特に20代向けのU29コースは完全無料で受講できます。Web開発企業への内定率100%という高い実績が特徴です。
特徴
- 現場に直結したカリキュラム
Rails・Docker・Git・RSpec・チーム開発まで対応 - 2ヶ月間の模擬開発で現役エンジニアが厳しくレビュー
- 提携企業100社以上/取引企業2,700社以上の限定求人
- 卒業後もコミュニティが継続しキャリア相談が可能
- 20代は受講料0円で転職成功を目指せる
学習内容
- 1ヶ月目:HTML / CSS / JavaScript基礎
- 2ヶ月目:Ruby基礎・アプリ開発
- 3ヶ月目:Ruby on Rails(MVC / CRUD)
- 4〜5ヶ月目:模擬開発(Docker・Git・RSpec・レビュー)
転職サポート
専任キャリアアドバイザーがポートフォリオ作成・書類添削・面談対策・求人紹介までサポート。実務経験を積める企業のみを紹介するため、入社後のミスマッチが起きにくい点が強みです。
良い点
- 自社開発企業への内定実績が豊富
- 無料で受講できるため金銭的リスクが低い(U29)
- 実務に近い開発経験で即戦力になりやすい
気になる点
- 30歳以上は無料対象外で有料コースになる
- 学習難易度が高くハードなカリキュラム
- 地方求人は限定される可能性あり
おすすめな人
「自社開発企業へ確実に転職したい」「無料で本気で学びたい」という20代の未経験者に特に向いています。
スクール選びのポイント(現場目線)
実務経験者の視点から、スクール選びで重要なポイントをまとめました。
初心者が失敗しないためにも、以下の点を必ず確認してください。
1. 講師が現役エンジニアかどうか
「講師が現役エンジニアかどうか」は最重要です。現役エンジニアであれば、最新の技術トレンドや実務で使われるスキルを教えてもらえます。
逆に、現役でない講師の場合、古い技術や実務で使われない知識を教えられる可能性があります。転職や実務を考えると、現役エンジニアの指導は必須です。
2. 教材がフレームワーク対応しているか
実務では、フレームワーク(React、Vue.js、Laravelなど)を使うことがほとんどです。基礎的な言語(JavaScript、PHPなど)だけでなく、フレームワークまで学べるカリキュラムがあるか確認しましょう。
特にWeb系エンジニアを目指す場合、ReactやVue.jsなどのモダンフレームワークは必須スキルです。スクール選びでは、フレームワーク対応の有無を必ず確認してください。
3. 質問対応の速さ
質問対応の速さでモチベーションが左右されます。私自身、独学の頃はエラーで何時間も悩んでいました。その点、スクールではすぐに質問できる環境があり、時間効率が圧倒的に違います。
特に初心者の場合、エラーでつまずくと学習が止まってしまうことが多いです。質問対応が速いスクールを選ぶことで、学習の継続性が高まります。
4. ポートフォリオ制作までサポートしてくれるか
転職やフリーランス活動では、ポートフォリオが必須になることもあります。スクールで学んだことをポートフォリオとしてまとめられるか、制作までサポートしてくれるか確認しましょう。
特に未経験者の場合、ポートフォリオの作り方がわからないことが多いです。スクールでポートフォリオ制作までサポートしてもらえると、転職活動がスムーズに進みます。
5. Git/GitHubを学べるか
実務では、Git/GitHubは必須スキルです。チーム開発では使用する可能性が高いため、スクールで基礎を学んでおくと、転職後にスムーズに仕事に入れます。
特に未経験者の場合、Git/GitHubの知識があるだけで、転職活動で有利になることがあります。スクール選びでは、Git/GitHubの学習が含まれているか確認しましょう。
よくある質問(FAQ)
プログラミングスクール選びでよくある質問をまとめました。
Q1. プログラミングスクールは本当に必要ですか?
A. 独学でもスキルを身につけることは可能ですが、モチベーション維持や学習効率の面ではスクールのサポートがかなり強力です。特に初心者の場合、エラーでつまずいたときに質問できる環境があると、学習の継続性が高まります。
また、転職を考えている場合は、スクールでポートフォリオ制作までサポートしてもらえるため、転職活動がスムーズに進みます。予算に余裕がある場合は、スクールを検討することをおすすめします。
Q2. どのスクールが自分に合っていますか?
A. スクール選びでは、「転職目的か」「仕事と両立したいか」「挫折したくないか」などの目的を明確にすることが重要です。
- 転職目的:DMM WEBCAMP(転職成功率98.8%)
- 仕事と両立:TechAcademy(オンライン完結、スケジュール調整しやすい)
- 挫折したくない:侍エンジニア(専属講師、マンツーマン)
- 実践重視:TechCamp(実務経験を積めるカリキュラム)
- 自社開発志望(20代):POTEPAN CAMP(U29無料・内定率100%)
迷った場合は、無料体験や無料カウンセリングを利用して、自分に合うスクールを見つけることをおすすめします。
Q3. プログラミングスクールの料金は高いですか?
A. スクールによって料金は異なりますが、148,000円〜598,000円程度が相場です。マンツーマン指導や転職保証があるスクールは、料金が高めになる傾向があります。
ただし、転職後の年収アップを考えると、スクールの料金は投資として回収できることが多いです。特に未経験からエンジニアに転職した場合、年収が100万円以上アップすることも珍しくありません。
予算に余裕がない場合は、無料体験や無料カウンセリングを利用して、スクールの質を確認してから決めることをおすすめします。
Q4. プログラミングスクールで転職できますか?
A. スクールでしっかり学び、ポートフォリオを制作すれば、未経験からでも転職は可能です。実際に、DMM WEBCAMPでは転職成功率98.8%という実績があります。
ただし、転職を成功させるためには、スクールで学んだことをポートフォリオとしてまとめることが重要です。スクール選びでは、ポートフォリオ制作までサポートしてくれるスクールを選ぶことをおすすめします。
Q5. プログラミングスクールはオンラインと通学、どちらが良いですか?
A. オンラインと通学、どちらにもメリット・デメリットがあります。
- オンライン:地方在住でも受講可能、スケジュール調整がしやすい、通学時間が不要
- 通学:講師と直接会える、学習環境が整っている、モチベーション維持しやすい
仕事と両立したい社会人はオンライン、集中して学びたい学生や転職活動中の人は通学がおすすめです。ただし、最近はオンラインでも質の高い指導が受けられるスクールが増えているため、オンラインを選ぶ人が増えています。
※本記事の内容は2025年11月時点の情報に基づいて作成しています。最新情報は各スクールの公式サイトをご確認ください。
初心者が知っておきたい用語集
プログラミングスクールを選ぶ際に、よく出てくる専門用語をまとめました。初心者の方は、これらの用語を理解しておくと、スクール選びがスムーズになります。
- フレームワーク
- Webアプリケーションを効率的に開発するためのツール。React、Vue.js、Laravelなどが代表例。実務では、フレームワークを使うことがほとんど。
- ポートフォリオ
- 自分が制作したWebサイトやアプリケーションをまとめた作品集。転職活動やフリーランス活動で、実力を示す重要な材料。
- Git/GitHub
- ソースコードのバージョン管理ツール。チーム開発では必須スキル。GitHubは、Gitのコードを保存・共有するためのWebサービス。
- フルスタック
- フロントエンド(見た目)とバックエンド(サーバー側)の両方を開発できるスキル。フルスタックエンジニアは、Webアプリケーションの全体を開発できる。
- メンタリング
- メンター(指導者)が学習者をサポートすること。プログラミングスクールでは、現役エンジニアがメンターとして学習をサポートする。
- 転職保証
- 条件を満たせば、転職できなかった場合に全額返金される制度。転職を前提としたスクールで提供されることが多い。
まとめ:初心者におすすめのプログラミングスクール選び
プログラミングは、学び始めた人から確実に差がつく世界です。初心者がスクール選びで失敗しないためには、「現役エンジニアの指導」「フレームワーク対応」「質問対応の速さ」「ポートフォリオ制作サポート」「Git/GitHub学習」の5点を必ず確認してください。
目的別おすすめスクール
- 転職目的:DMM WEBCAMP(転職成功率98.8%)
- 仕事と両立:TechAcademy(オンライン特化)
- 挫折したくない:侍エンジニア(専属講師・継続率◎)
- AI対応・実践重視:TechCamp(実務プロジェクト参加可)
- 自社開発志望:POTEPAN CAMP(U29無料・内定率100%)
どのスクールも無料カウンセリングが用意されています。まずは相談してみることで、サポート内容や学習の進め方を確認できます。
迷ったら、「続けられそう」と感じるスクールを選ぶのが成功への近道です。
プログラミング学習は、行動した人から未来が変わります。ぜひ自分に合ったスクールを選んで、一歩踏み出してみてください。
どのスクールが自分に合うか迷った方へ
まずは無料カウンセリングで比較すると、自分に合う学習スタイルがはっきり分かります。 無料なので、情報収集として利用する方も多いです。
▶ DMM WEBCAMPの無料カウンセリングを予約する※無理な勧誘はありません。相談だけでもOKです。

もみじ
現役フリーランスWebエンジニア。独学と職業訓練を経てプログラミングを習得し、現在はJavaScript・PHPを中心にWebアプリ開発やサイト制作を担当。
現場での経験から、未経験者がつまずきやすいポイントや、実務につながる学習環境について発信しています。