もくじ
業務でVBAを使っていると、「配列にあとから値を追加したい」という場面がよくありますよね。
本記事では、VBAで配列に値を動的に追加する関数を紹介し、使い方もわかりやすく解説します。
VBAで配列を使う基本
VBAの配列には、以下の2種類があります。
固定長配列：最初からサイズを指定して使う
動的配列：あとからサイズを変更できる（
ReDimを使う）
値をあとから追加するには、動的配列 + ReDim Preserveを使うのがポイントです。
配列に値を動的に追加するには？【ReDim Preserveの使い方】
VBAで動的に配列に値を追加するには、以下のような手順を踏みます。
ReDim Preserveで配列のサイズを変更UBoundで最終インデックスを取得新しい要素に値を代入
【コピペOK】配列に値を追加する関数（add_to_arr）
VBA
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Public Function add_to_arr(ByVal arr As Variant, ByVal val As Variant) As Variant '配列に値を追加 Dim reArr As Variant If IsArray(arr) Then ' 配列が存在する場合、既存の配列を拡張して値を追加 reArr = arr ReDim Preserve reArr(UBound(reArr) + 1) reArr(UBound(reArr)) = val Else ' 配列が存在しない場合、新しい配列を作成し、値を追加 ReDim reArr(0) reArr(0) = val End If add_to_arr = reArrEnd Functionadd_to_arr関数の使い方
第一引数のarrには値を追加したい配列を、第二引数のvalには配列に追加する値を指定することで、配列に値を動的に追加できます。
各引数について
- arr (必須)
値を追加したい配列を指定します。 - val (必須)
配列に追加する値を指定します。
【サンプルコード】VBAで配列に値を追加する実例
以下VBAコードは、元の配列myArray = Array(1, 2, 3, 4)に5を追加し、最終的に{1, 2, 3, 4, 5}になります。
VBA
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Sub sample() Dim myArray As Variant myArray = Array(1, 2, 3, 4) ' 配列に値を追加 myArray = add_to_arr(myArray, 5)End SubPublic Function add_to_arr(ByVal arr As Variant, ByVal val As Variant) As Variant '配列に値を追加 Dim reArr As Variant If IsArray(arr) Then ' 配列が存在する場合、既存の配列を拡張して値を追加 reArr = arr ReDim Preserve reArr(UBound(reArr) + 1) reArr(UBound(reArr)) = val Else ' 配列が存在しない場合、新しい配列を作成し、値を追加 ReDim reArr(0) reArr(0) = val End If add_to_arr = reArrEnd Functionまとめ：配列の追加は関数化で効率UP！
配列に値を動的に追加する処理は、毎回ReDim Preserveを書くのは面倒。
今回紹介したadd_to_arr関数を使えば、配列の拡張をシンプルに共通化できます。
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