XAMPP(Windows)：MariaDBの起動から文字化け対策までの個人メモ

作業環境は、Windows向けXAMPP8.0.0(PHP8.0.0)を使用しています。

MariaDBの起動からパスワード設定

XAMPP Contorol Panelの起動

(1)XAMPP Contorol Panelを起動します。

MariaDBの起動

(1)「MySQL」の「Start」をクリックします。※セキュリティの警告が表示されたら「許可」してください。

(2)「MySQL」が起動すると、MySQLの文字背景が緑色になります。

(3)「Shell」をクリックしてコマンドプロンプトを起動します。

管理者パスワードの設定

(1)コマンドプロンプトに「mysqladmin -u root password」と入力し、「Enter」キーを押下します。※コマンドプロンプトで貼り付けを行う場合は、「右クリック　⇒　貼り付け」で貼り付けることができます。

(2)コマンドプロンプトの「New password：」に任意のパスワードを入力し、「Enter」キーを押下します。

(3)コマンドプロンプトの「Confirm new password：」に先程入力したパスワードを入力し、「Enter」キーを押下します。

(4)設定が正しく完了するとコマンドプロンプトに入力待ち状態の「#」が表示されます。

phpMyAdminの設定

ブラウザで「phpMyAdmin」を利用できるように、「config.inc.php」ファイルを変更します。

(1)「phpMyAdmin」フォルダを開きます。

(2)「phpMyAdmin」フォルダ内の「config.inc.php」ファイルをコピーしてバックアップを取っておきます。バックアップ後、「config.inc.php」ファイルを開きます。

(3)21行目の「$cfg['Servers'][$i]['password']='';」に先程設定した管理者パスワードを入力します。パスワードを入力したら保存します。

(4)XAMPP Contorol Panelの「Apache」の「Start」をクリックします。

(5)「Apache」が起動するとApacheの文字背景が緑色になります。

(6)「MySQL」の「Admin」をクリックして、エラーが発生することなくphpMyAdminのページが表示されることを確認します。

「config.inc.php」ファイルを変更せずに、MySQL項目の右側にある、「Admin」をクリックするとエラーが発生します。

MariaDBの文字化け対策

my.iniの設定

MariaDBの文字化けを防ぐために、「my.ini」ファイルの設定を変更していきます。

(1)「mysql」フォルダを開きます。

(2)「bin」フォルダを開きます。

(3)「bin」フォルダ内の「my.ini」ファイルをコピーしてバックアップを取っておきます。不具合があった場合はバックアップファイルで元に戻します。バックアップ後、「my.ini」ファイルを開きます。

(4)[mysqld]の最後（160行目付近）の「character-set-server=utf8mb4」と「collation-server=utf8mb4_general_ci」を「#」でコメントアウトします。

(5)コメントアウトしたコードの直下に下記のコードをペーストします。

(6)[mysql]の直下に下記のコードをペーストします。

(7)「my.ini」ファイルを保存します。

文字コードの確認

先程設定した「my.ini」ファイルの設定を反映させるため、「MySQL」を再起動させます。

(1)コマンドプロンプトが起動してる場合は「exit」と入力して「Enter」キーを押下してコマンドプロンプトを閉じます。※コマンドプロンプトで貼り付けを行う場合は、「右クリック　⇒　貼り付け」で貼り付けることができます。

(2)「MySQL」の「Stop」をクリックして停止させます。

(3)「MySQL」の「Start」をクリックして起動させます。

(4)「Shell」をクリックしてコマンドプロンプトを起動させます。

(5)コマンドプロンプトに「mysql -u root -p」と入力して「Enter」キーを押下します。

(6)「Enter password：」にパスワードを入力して「Enter」キーを押下します。

(7)「MariaDB[(none)]>」に「SHOW VARIABLES LIKE 'char%';」と入力して「Enter」キーを押下します。

(8)設定した文字コードが下記の画像と同じであれば設定完了です。今回、「my.ini」ファイルで変更した個所は下記の画像の赤枠部分です。

character_set_client

クライアント側で発行したSQL文を設定した文字コード（cp932）で扱う

character_set_connection

クライアントから受け取った文字を設定した文字コード（cp932）に変換する

character_set_database

現在使用しているデータベースの文字コード

character_set_filesystem

ファイルシステムで使用する文字コード

character_set_results

クライアントへ送信する検索結果で使用する文字コード

character_set_server

データベース作成時のデフォルト文字コード

character_set_system

MariaDBが使用する文字コード